世界一愛したひろへあなたとであったのは、リストカットシンドロームの掲示板だったね。私はあの時受動的な死をなんとなく求めて生きていたよ。まだ21歳。いろいろなことがあり絶望しながら生きていた。 そんな私はたまたまあの掲示板に書き込みをしたんだ。 「献血に行くといつも断られるんです。だから瀉血をして満足しています。瀉血の仕方教えてくれる人いませんか?」 そう書き込みしたよね。 次の日私は掲示板をなんとなく見た。 そしたら、あなたはレスをくれたね。あなただけ。 「こんにちは。僕も瀉血してます。よかったらメールしませんか?」って。 うれしかったよ。 私はすぐにメールを送りあなたとすぐに仲良くなったね。 メッセなんてしない私があなたにメッセというものを教えてあなたはすぐにダウンロードをして私とメッセをしてくれたね。 私達ははじめは瀉血の話でもりあがったよね。 あなたは瀉血の話を私に教えてくれたね。それもライブカメラで。 角度・ゲージの大きさなどいろいろ。 私は吸い込まれていった。 バイトから帰ると急いでパソコンをつけてあなたとメッセをした。 そんな時間はすぐにすぎて、気付くといつも朝だったよね。何時間ってメッセでたわいもないことをしたね。 でも、私達は出会って数回のメッセで変わったよね。 瀉血というものをお互いもう辞めようとしたね。 なぜだったんだろうね。お互い生きる方向に変わったんだよね。 私達には考えもつかなかった未来っていうものをみつけたよね。 私は最後の瀉血で1リットルを抜いた。そして次の日にあなたの家にいったんだよ。目的はただ一つ。 ミサンガをあなたに渡すために。 あなたの家は本当に坂の上にあって私は死ぬんじゃないか?と思った。 そして、あなたの家にたどりつきミサンガを置いて逃げるようにして帰ったよ。 帰りの列車の中にいるときにあなたがメールをくれた。うれしかったよ。 そして、あなたは次の日に会いに行く!と言ったね。 私は男性恐怖症で怖くて、でも楽しみでドキドキしながらあなたがくるのをまったよ。 公衆電話から「ついたよ」と一言だけいうあなたのところに向かった。 怖かった。 でも、「はじめまして。あいです」と挨拶をしたよね。 そんな私にあなたは「おぅ!まあ、座れや!」と気軽に声をかえしてきたね。びっくりしたよ。 助手席なんて座るとも思わなかった。 そんなあなたは私の好きなお茶をちゃんと用意してくれていたよね。 そして私達はお花見をしたね。 すごい間隔をあけて歩いた。でも、なんとなく幸せだった。 私達はお願い事を神社にあるノートにいっぱい書いたね。 そして、川にいきゴロゴロした。 幸せだったよ。 すぐにお別れの時間はきて「またね」というお別れ言葉を後にお別れをしたね。そして10日後また会いにきてくれたね。 私はドキドキして眠れなくて起きてしまってあなたにお弁当を作ったんだ。 それをあなたはうれしそうに写真をとって食べてくれたね。うれしかった。 その日はつつじをみにいったね。 芝生の上でゴロゴロしながら。あなたは少し私にあまえてきたね。 でも、私はまだまだ怖くてつっけんどうな態度をとっていたね。 でも、そっと手を繋いだよね。 幸せだった。こんまま消えれたらって思った。あなたもドキドキしたっていっていたよね。そして、またお別れがきて「またね」といって別れたね。 そんなデートをくりかえし、あなたの誕生日には私はそっちに行き一緒に大阪見物をして旅館の最上階で夜景をみていたね。 私が布団を離すと駄目!といってひっつけて。 手をつないで眠ったね。幸せだった。 そして、私の診察にもついてきてくれるようになって。 私はあなたと近くにいたくなり大阪へ引越しをしたんだよ。 あなたと近くなり、3日ごとぐらいに会い、いろんな話をしていたね。 そんな日々に私は感謝もできなくなっていたのかな。 あなたに迷惑をかけるようにODを2回もしたね。 あなたはずっと面倒をみてくれたね。吐く私のそばにずっといてくれた。 2回目のときは救急車にのる運命になったけどそばにいてくれたね。私達は看護婦さんたちに最高のカップルだと言われたね。 そんなあなたにお礼をいい、私はあなたと毎日いるようになった。 すごく幸せすぎてあなたのありがたみを分からなくなっていた。 12月15日私はなぜかあなたの薬を盗み飲んで危篤になったね。 あなたをどん底に落とし入れた。 それでも毎日顔をみせてくれた。それが唯一の楽しみだった。 どんなことをしてもあなたは、まず理由を聞いてくれた。 そして判断をしてくれたね。 そんなあなたが私は好きだった。 あなたように毎日好きとは言えなかったけど、愛していた。 あなたに抱かれて眠ったときは幸せだった。 暖かくてやさしくて。 だから私はゴロゴロすることが好きだった。 そして、時にはお父さんのように私と遊んでくれたね。 かたぐるまに、おんぶもしてくれたね。 私のワガママにもつきあってくれた。 ひろ、本当にありがとう。 私があなたに出来たことは何かわからないよ。本当に。 でも、あなたに出会えて1年すごせて私は最高に幸せだった。 あなたの子供みたいな声、外に出ると私をしっかり守ってくれる男らしいあなた。どちらも好きだった。 私はあなたに出会い本当に変わったと思う。 男の人にたいする敵意はなくなった。 そして、人を信じることやら人に感謝することをおそわった。 あなたに出会ってから親のことも好きになれた。 本当にありがとう。 私はあなたの婚約者になれたことを心から感謝します。 婚約指輪までくれたあなたに。 私はあなたに一生ついていきます。 形はないけど、あなたを一生愛していきます。 ひろ、本当に出会ってくれてありがとう。 |